非情に残念な結果になりました。大阪市長選挙、財政再建が遠のくことを懸念しております。


支持者の皆さんが本当に粉骨砕身していただいたにもかかわらず。現職 關市長が落選し、本当に申し訳ない思いで一杯です。

様々な、分析があるでしょうが、この結果を真摯に受け止め、今後の闘いに生かしていかなければと思っております。

大きな敗北の要因は、公明が支持者の90%以上を固めたにもかかわらず、自民が60%にとどまり、3割程度民主に回ってしまったこと。

もう一つは、自民・公明 VS 民主の政党戦争のように扱われ、この数日間に起こった防衛省問題で自民党の額賀財務大臣、久間前防衛相の問題が大きく取り上げられたことや、福田総理の訪米とら被害家族のぎくしゃくなどが影響したこと。

さらに、關市長の業績と平松氏の空っぽのマニフェスト、比較すれば、選択の余地がないというのに、その辺を訴える時間が限られていたことなどなど、浮かんできます。

福岡市でも自民推薦の現職が落選しており、福田内閣の支持率も不支持が上回る事態で、小沢ショックがあっというまに息を吹き返してしまった感があります。

しょせん、永続的な信頼感の回復と政治ポリシー、明確な未来へのビジョンを示さない限り、与党の勝利はあり得ないのではないでしょうか、公明党が先駆を切って、選挙を勝つためにも、自民党や官僚を納得させるのではなく、国民の真正面を向いた議論をすべきときなのかもしれません。もちろん、予算を獲得するため、天下りの完全撤廃、随意契約の禁止、特別会計の廃止などやるべきことは山ほどあります。

60兆円以上をこの先10年かけて道路をつくるという計画や、児童扶養手当の廃止、後期高齢者の医療制度の創設など、理解に苦しむ施策ばかり繰り出せば、国民も嫌気がさしてくるということでしょう。地方の声を中央がしっかり受け止めないと、いけないと思っております。

この点については、大阪市の借金を戦後初めて減少させるなど、この3年間の再構築は功績は、計り知れない結果を生み出し、市債の格上げも成し遂げました。そんな關市長が落選の憂き目にあう、いまの政治状況を大変憂うとともに、またぞろ、労働組合や諸団体の利権の温床となることを防ぐためにも、今後の委員会における質疑については、平松新市長に対して、これまでにもまして、きちっと対応してまいりたいと思います。

 

大阪市長選、防衛省の利権問題も影響か 敗北の関陣営

2007年11月19日

 関氏は午後9時15分ごろ、大阪市中央区の事務所に現れた。「窮状の大阪市を前に進めるには、これまでやってきた市政改革しか選択肢はなかったと確信している。だが今回の結果は市民の判断。厳粛に受け止めなければならない」

 終始伏し目がちに語る関氏の言葉に駆けつけた自民、公明両党の市議や国会議員らは肩を落とした。自民党府連幹部は「助役からの市長は『守旧派』、外部から市長を目指すことが『改革派』というイメージを払拭(ふっしょく)できなかった」とこぼした。選挙事務所は午後10時過ぎには人影がなくなった。

 前回も関氏を推薦した自民、公明の一部に、元大阪市立大教授の橋爪紳也氏(46)を推す動きがあり、自民、公明両党の推薦決定は遅れた。実質の選挙戦は、告示後に両党が突貫工事で組み立てた。「時間がなく最小限のことしかできなかった」(自民党関係者)

 中盤以降は連日のように自民党本部から党四役などが入り個人演説会や街頭演説に登壇。公明党の支持母体である創価学会もフル回転し、浜四津敏子党代表代行らも大阪入りしたが、遅れは取り戻せなかった。

 自民党市議団の幹部は「必勝選挙しか経験したことのなかった組織の緊張感のなさが現れた」と悔やんだ。

 自民党の国会議員はこう言って事務所を後にした。「選挙中、防衛省の利権問題で自民党議員の名前が挙がったことも響いたかもしれない」

 

平松氏、無党派層は5割・自民支持層も3割近くが支持

2007年11月18日

 朝日新聞社は18日、大阪市長選の投票者を対象に出口調査を実施した。その結果、初当選した平松邦夫氏は推薦を受けた民主支持層の大半をまとめ、無党派層から最多の5割弱、自民支持層からも3割近くの支持を得たことがわかった。自民、公明両党の推薦を受けた現職の関淳一氏は公明支持層の92%を固めたものの、自民支持層では58%にとどまった。投票の際に最も重視した点では「公約や政策」を挙げる人が37%で最多だった。

グラフ

 調査は市内の90の投票所で実施。4760人から有効回答を得た。

 支持政党別に投票先を見ると、関氏は自民支持層の58%を固めたに過ぎず、平松氏に27%、橋爪紳也氏にも11%が流れた。関氏支持が9割超の公明支持層でも6%が平松氏に投票した。

 一方、民主支持層は82%が平松氏、8%が橋爪氏と回答。平松氏には支援を受けた社民支持層の53%も投票した。また、共産支持層の76%が姫野浄氏に投票し、14%が平松氏と回答した。

 投票者全体の20%を占める無党派層では、平松氏が49%、橋爪氏が20%、関氏が18%、姫野氏11%で平松氏がほかの候補を大きく引き離した。

 平松氏は男女別でもほかの候補を上回り、年代別でも30~60代でトップ。20代と70歳以上は関氏が最も支持を集めた。

 投票で重視した点を四つの選択肢から選んでもらったところ、「公約や政策」が最も多い37%。次いで「推薦する政党や支援団体」が20%、「過去の経歴や実績」が19%、「年齢やイメージ」が17%だった。

 「公約」を挙げた人のうち、平松氏に投票したのは46%。関氏の21%、姫野氏の19%、橋爪氏の14%を引き離した。「推薦政党」でも44%が平松氏を選んだ。「経歴」では関氏が65%で、平松氏の26%に大きな差をつけた。

 また、今回の市長選を通じて大阪市政は変わると思うかも尋ねた。ほぼ半数の49%が「変わる」と答え、「変わらない」の47%をわずかに上回った。ただ、平松氏の投票者に限ってみると、「変わる」が56%で、「変わらない」の42%を大きく上回った。

 

無党派の半数は平松氏に 自民支持奪われ関氏敗北

2007年11月18日 22時21分

 与野党の激しい組織戦となった18日投開票の大阪市長選で共同通信社が実施した出口調査によると、当選した平松邦夫氏が無党派層の48・5%から支持され、自民党支持層の23・3%にも浸透。一方、3選を目指した関淳一氏は公明党支持層の92・0%の支持を集めたが、自民党支持層は61・0%しか固めきれなかった。

 関氏と市議団の一部の思惑がずれ、告示日直前まで推薦が決まらず出遅れた自民党が保守票を固めきれなかったことが、大きな敗因として浮かび上がった。

 平松氏は推薦する民主党支持層の85・4%を固めた。「夕方のニュースの顔」として関西で知名度のある平松氏は、年代別でも30-60代で40%を超える高い支持を得た。

 投票先について候補者の「人柄」で選んだ人のうち62・9%が平松氏に投票。「経歴・実績」で選んだ人は74・0%が現職の関氏に投票しており、それぞれの特色がにじみ出ていた。

(共同)

 

大阪市長選、防衛省の利権問題も影響か 敗北の関陣営

2007年11月19日

 関氏は午後9時15分ごろ、大阪市中央区の事務所に現れた。壇上でマイクを握り、「窮状の大阪市を前に進めるには、これまでやってきた市政改革しか選択肢はなかった。だが市民の判断。厳粛に受け止めなければならない」。

写真落選し、インタビューに答える関淳一氏=18日午後9時23分、大阪市中央区で

 終始伏し目がちに語る関氏の言葉に駆けつけた自民、公明の市議や国会議員らは肩を落とした。自民党府連幹部は「助役からの市長は『守旧派』、外部から市長を目指すことが『改革派』というイメージを払拭(ふっしょく)できなかった」とこぼした。

 関氏は記者団に対し、「労働組合の復活を非常に危惧(きぐ)する。既得権を元に戻したいという力が働くと財政が破綻(は・たん)する。転落の一途だ。(平松氏には)しがらみを断ち切ってほしい」と述べた。

 前回も関氏を推薦した自民、公明の一部に、元大阪市立大教授の橋爪紳也氏(46)を推す動きがあり、自民、公明両党の推薦決定は遅れた。実質の選挙戦は、告示後に両党が突貫工事で組み立てた。「時間がなく最小限のことしかできなかった」(自民党関係者)

 中盤以降は連日のように自民党本部から党四役などが大阪入り。公明党の支持母体である創価学会もフル回転し、浜四津敏子党代表代行らも大阪入りしたが、遅れは取り戻せなかった。

 自民党市議団の幹部は「必勝選挙しか経験したことのなかった組織の緊張感のなさが現れた」と悔やんだ。自民党の国会議員はこう言って事務所を後にした。「選挙中、防衛省の利権問題で自民党議員の名が出たことも響いたかもしれない」

 

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カテゴリー: ニュースと政治

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